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体験談
発症〜入院当日まで 朝の通勤途中。いつものつわりで吐き気があったのですが、視界狭窄を感じていました。
まぶたが重いだけかと思ったのですが、左右も違う感じで違和感がありました。 つわりでお休みすることも多かったので、その日も会社に体調不良で休みたい旨の電話をしました。 その際、思った言葉や人の名前が出てこないなど、いつもと違った感じを受けました。 その後、お昼頃に救急車で病院に運ばれたようです。 運ばれる前の20分位から記憶がないようで、病院到着後検査を受けたそうですが覚えていません。 また、検査の為の注射などでは「痛いーやめてくださいー」など結構叫んでいたようです… が記憶がありません。 その日の以降の記憶は断片的で、真っ白な世界で身体の自由が利かなかったことだけ覚えています。 検査&治療方針 私が覚えている検査は、MRI・MRAと血液検査でした。
救急搬送の当日と次の日にMRIを実施しました。採血は3〜4日に1回程度だったと思います。 当日のMRI結果からは、明らかに左右で血流が異なる所見があるが、翌日には改善しているらしく 血液検査の値からも、血栓があったことを認める数値ほどは出ていないということでした。 ただ、発病したら3割の死亡率らしく、見切り発車で搬送3日目からへパリン点滴を始めました。 妊婦ということもあって、治療方針は以下の通りでした。 【ケース1】 赤ちゃんは産む前提で、ヘパリン点滴→退院して自己注射でヘパリン投薬を続ける 【ケース2】 堕胎前提でワーファリン点滴→ワーファリン経口投薬→アスピリン経口投薬 十分なエビデンスがないため、とりあえず産むか産まないかで治療方針を決めるといわれました。 産むか堕ろすか 上記のとおり、産むか堕ろすかで治療方針が変わるとのことでしたので、早速家族会議。
医師からは、以下のように言われました。 ・今のところ、出来るだけ胎児に影響のない方法を取ってきたこと ・細心の注意をして妊娠中の経過を見守っていくこと ・ヘパリンを使用して出産を迎える妊婦さんもいること ・一般的に、問題がなくても100人に2,3人は催奇形性など問題を持って生まれてくること ・次回妊娠については、2,3年すれば再発のリスクは2〜3%になること 家族会議といっても、主に主人と私の意見でしたが、せっかく授かった命なので、産むことにし、 めでたく点滴→自己注射の道を歩みました。 |